YouTubeで学ぶ英語:(103)あなたに一番合うミルクはどれ?

連載「YouTubeで学ぶ英語」の第103回です。スーパーに行けば、牛乳以外にもたくさんの種類の「ミルク」が並んでいます。おなじみの豆乳以外にも、アーモンドミルクや、オーツミルクなど、どれを選んだらいいのか迷うほどです。今回の動画では、栄養素以外に、最適なミルクを選択する上での意外な視点が示されています。一緒に学んでいきましょう。

Which type of milk is best for you?=YouTubeチャンネルTED-Edより
Which type of milk is best for you?=YouTubeチャンネルTED-Edより

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ひとくちにミルクと言ってもいろいろあります。”牛乳”のことを英語でどう表現しているでしょうか? 植物性のミルクはどのようにして作られているか、そのプロセスの動詞は? 基本的な単語を聴いて、(  )の中を書き取ってください。ひとつの(  )にひとつの単語とは限りません。

Which type of milk is best for you?=YouTubeチャンネルTED-Edより

If you go to the store in search of milk, there are a dizzying number of products to choose from. There’s(  1  ), but also plant-based products. To turn a plant into something resembling milk, it must be either soaked, ( 2 ), rinsed, and( 3 ) into a thick paste, or dried, and ( 3 ) into flour. The plant paste or flour is then fortified with vitamins and minerals, flavored, and diluted with water. The result is a barrage of options that share many of the qualities of animal milk. So which milk is actually best for you? Let’s dive into some of the most popular milks: dairy, almond, soy, or ( 4 )? ミルクを買いにスーパーに行くと、めまいがするほど 沢山の種類がある。乳牛のミルクはもちろんのこと、植物由来の製品もある。植物をミルクのような製品にするには、ふやかして、水を切り、洗って、製粉して濃いペースト状にする方法と、乾燥させ、製粉して粉末にする方法のどちらかになる。植物由来のペーストまたは粉末は、ビタミンやミネラルで栄養価を高め、風味をつけて、水で薄められる。その結果、非常に沢山の種類が作られ、そのいずれもが、動物性ミルクの特徴の多くを持っている。では、皆さんにとってどのミルクが最適なのだろうか? 最も人気があるミルクをいくつか検討してみよう。牛乳、アーモンドミルク、豆乳、オートミルクのどれが最適なのだろうか?

動画は引き続き、それぞれのミルクの特徴を説明していきます。日本語でもカタカナ語でそのまま使っている英単語もありますが、違う表現のものもあります。基本的な単語を押さえていきましょう。(  )の中を書き取ってください。ひとつの(  )にひとつの単語とは限りません。

Which type of milk is best for you?=YouTubeチャンネルTED-Edより

A 250 ml glass of cow’s milk contains (    5    ), 12 grams of carbohydrates, and 2 to 8 grams of fat depending on if it’s skim, reduced fat, or whole. That’s approximately 15% the daily protein an average adult needs, roughly 10% the carbohydrates and 2 to 15% the fat. Most (   6   )have less carbohydrates than dairy milk. They also have less fat, but more of what’s often called “good fats.” Meanwhile, the healthy nutrients vitamin D and calcium found in dairy milk don’t occur naturally in most (   6   )Looking more closely at our (   6   ), both almond and oat are low in protein compared to dairy. But while almond milk has the least nutrients of the four, oat milk is full of beta-glucans, a healthy type of fiber. It also has a lot of carbohydrates compared to other plant milks-sometimes as much as dairy milk. Soy milk, meanwhile, has as much protein as cow’s milk and is also a great source of (  7  ) Soybeans contain isoflavone, which people used to think might trigger hormonal imbalances by mimicking the function of estrogen. But ultimately, soy milk contains very small amounts of isoflavones, which have a much weaker effect on our bodies than estrogen. Depending on individual circumstances, one of these milks may be the clear winner: if you’re lactose intolerant, then the (   6   )pull ahead, while if you’re allergic to nuts, almond milk is out. For people who don’t have access to a wide and varied diet, dairy milk can be the most efficient way to get these nutrients. But all else being equal, any one of these four milks is nutritious enough to be part of a balanced diet. That’s why for many people, the milk that’s best for you is actually the milk that’s best for the planet. 250ミリリットルの牛乳には、8グラムのタンパク質と、12グラムの炭水化物、そし2グラムから8グラムの脂肪が含まれている。脂肪含有量は、スキム・低脂肪・全乳で異なっている。こららは、平均的な成人に必要とされる1日のタンパク質の約15%、炭水化物の約10%、脂肪分の2%から15%にあたる。ほとんどの植物由来のミルクは、牛乳に比べ 炭水化物が少ない。脂肪分も少ないが、 いわゆる「善玉脂肪」は多く含まれている。その一方で、牛乳に含まれている体に良い栄養素のビタミンDやカルシウムは、ほとんどの植物由来のミルクには自然のままでは含まれていない。植物由来のミルクをさらに詳しく調べると、アーモンドミルクもオートミルクも、牛乳に比べてタンパク質の量が少ない。アーモンドミルクが4つの中で栄養価が最も低いが、オートミルクには健康的な繊維である ベータグルカンが多く含まれており、他の植物由来のミルクに比べて炭水化物も多く、牛乳と同じくらい含まれている場合もある。一方、豆乳は、牛乳と同じぐらいタンパク質が含まれていて、カリウムの宝庫でもある。豆乳には イソフラボンが含まれていて、エストロゲンの機能を真似することで ホルモンバランスを崩しかねないとかつては考えられていた。しかし、結局、豆乳にはイソフラボンがほんのわずかしか含まれておらず、エストロゲンに比べて 体に与える影響がずっと少ないことが分かっている。個々人の状況によって、これらのミルクのうちどれかひとつが最適なミルクになる可能性がある。もしあなたが乳糖アレルギーであれば、植物由来のミルクが適切となる。もしナッツアレルギーの人であれば、アーモンドミルクは外れる。広範で多様な食料品の確保が 困難な人々にとっては、牛乳が、これらの栄養素を最も効果的に取り入れる役目を果たす食品である。他の条件が全て同じなら、4種類のどのミルクも、バランスの取れた食事の一部としての栄養素を備えていると言える。とすれば、多くの人にとって、自分に最も適したミルクとは、地球に最も適した、つまり地球に優しいミルクなのだ。

ここから、最適なミルクを選ぶのに、環境に優しいミルクかどうかという視点が導入されます。続きを聴いて、(  )の中を書き取ってください。ひとつの(  )にひとつの単語とは限りません。

Which type of milk is best for you?=YouTubeチャンネルTED-Edより

So, which uses the fewest resources and produces the least pollution? It takes almost 4 square kilometers to produce just one glass of cow’s milk, land use that drives deforestation and (   8   )Most of that is land the cows live on, and some is used to grow their feed. Many cows eat soy beans and oats. It takes much less land to grow the oats or soybeans for milk than it does (   9   )-only about a quarter square kilometer per glass. Almond milk has similar land use. But where that land is also matters-soybean farms are a major driver of deforestation, while oat and almond farms aren’t. では、どのミルクが、最も少ない資源で作られ、環境汚染が最も少ないのか? コップ1杯の牛乳を作るには、約4平方キロの土地が必要で、この土地の利用は、森林破壊と動植物の生息地破壊につながる。ほとんどの土地は牛の放牧に使われ、一部は牛の飼料を栽培するのに使われている。多くの牛は大豆とオーツ麦を食べるが、ミルク用のオーツ麦や大豆を育てる土地は乳牛の飼育に比べて少なくて済み、豆乳とオーツミルクコップ一杯に必要な広さは たった0.25平方キロである。アーモンドミルクも同じくらいの土地利用で済む。その土地がどこにあるかも重要で、大豆農場は森林破壊の主な要因となっているが、オーツ麦とアーモンド農場はそうではない。

牛乳、豆乳に続く「第三のミルク」と呼ばれているのがアーモンドミルクで、ビタミンEが豊富ときいて、筆者も、砂糖の入っていないものを最近愛飲しています。調べていくと、乳化剤や増粘安定剤などの添加物が危険因子らしいので、値段は高くなりますが、オーガニックで無添加の製品を選ぶべきということでした。今回の動画では、それに加えて「地球に優しいかどうか」という視点があって面白かったです。いろいろな観点から、自分に一番合うミルクを選んでみてください。

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聴き取りの答えと解説

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